「ビール片手に笑顔の絶えない場、 アメリカのクラフトビールと描く風景」

「BLUE MOON」の佐橋さんをめぐる話

「食は音楽に似ているんだよ」
店長・佐橋さんから意外な言葉が飛び出した。一見関係なさそうなふたつ。しかし、長く愛されるものの根底にあるのは同じなのだという。

Seasons Stand by BLUE MOON
コンセプトは「もっと美味しく季節を楽しむ」。 ナチュラルな素材から作られた、全米No.1クラフトビール「BLUE MOON」の美味しさに合わせ、4つの季節ごとに表情を変える旬のフードメニューをご用意。移り変わる季節とともに味わいの世界を体験してみてください。
 
Cover Photograph: Shin Hamada
Words & Photography: Tomohiro Mazawa

 

Tom_BMいつも笑顔で迎えてくれる福田さん(左)と佐橋店長(右)

 

「愛され続ける存在は誰かが力まずとも役割を見つけて生活に溶け込んでいきます。これは食も同じで、それぞれシーンに溶け込んだものが残るんだと思ってます」この言葉は、今回のクラフトビール「BLUE MOON」もそうだが、それまでにない食の価値観に触れてきた佐橋さんの経験からきている。

佐橋さんの過去を聞くと、どこで話が終わるのだろうかと思うほど様々な飲食店に関わってきたことがわかった。南青山のドトールコーヒー1号店のオープニングスタッフであったり、22歳の時ある店の現場を任されたりと話は尽きない。

「どんな形でも、これまで携わった店に共通する目標は、関わる皆がハッピーであること。たとえばお客さんはどうしてBLUE MOONを手に持つのかと考えます。酔っ払って喧嘩をするなんて光景は見たくない。飲んだ人々がボジティブになったり、そこで交わした会話から新しいものが生まれたり、そういう現場にBLUE MOONも僕も立ち会えれば幸せです」

 

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Tom_BM 2 (1)ビールのフレーバーが最も味わえるよう、グラスの形状も考えられている

 

BLUE MOONという名前の由来は「Once in a BLUE MOON」(稀にみること)。試飲した人が感動し思わずそう叫んだのだとか。めったにない場面の脇役になりたい、飲んだ人にとにかく楽しんでもらいたい、そんな想いもネーミングに込められている。これに共感したこともあって今回店長になった佐橋さん。今日も昼からBLUE MOONを片手に笑う人々の姿が絶えない。

 

佐橋さんに会いに行く

 

Seasons Stand by BLUE MOON

COMMUNE 246内
営業時間: 11:30 ~ 22:00 (L.O. 21:45)
無休
この記事は、COMMUNE 246で配布中の「COMMUNE PAPER Vol.3」に掲載された内容に、修正・加筆をしたものです。